刺青除去
刺青治療にはレーザー、切除手術、アブレ-ジョン(剥削術)、皮膚移植がありますが、当院では主にレーザー治療、切除手術、もしくは両者を併用した治療を行っています。刺青の色、大きさや部位にもよりますが、黒色、赤色であればQスイッチYAGレーザーまたはKTPレーザーを用いた治療を行います。
レーザー治療の場合、全体を治療する前に基本的にはテストレーザーを行い、それにより出力、レーザーの種類を決めます。青、黄色、赤系でレーザーが反応しにくい場合は単純切除縫合、皮弁形成などの外科的切除となります。黒色の刺青でもあまりに深くレーザー治療では難しい場合も外科的切除を行います。また、範囲が広く1回で取りきれない場合は数回に分けて除去する分割切除を行います。
人によっては早く治したいというケースもあるかと思いますが、その場合は傷が長くなることを納得していただき、切除縫合やアブレージョン(剥削)を行います。
副作用・リスク・合併症
レーザー
【やけど、痛み、出血、腫れ、水ぶくれ、傷痕、色素沈着】
黒単色の場合5~7回照射
その他の色の場合治療が難しい可能性があります。
治療間隔は3ヵ月おきを推奨します。
切除
【傷痕、感染、腫れ、ひきつれ、感覚鈍磨、肥厚性瘢痕】
大きさによっては複数回に分けて行います。(半年以上あけることを推奨しています。)
料金(税込)
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切除縫合(1㎝まで)55,000円
※それ以上の大きさは1㎝につき33,000円加算
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レーザー治療(1㎠あたり)11,000円
※それ以上の大きさは1㎠につき11,000円加算
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テストレーザー5,500円
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※アブレージョンについてはお問い合わせください。
立ち耳
耳介軟骨の後方への折れ込みがないため対耳輪が形成されない状態となり耳が立って見えるのが立ち耳です。手術は耳の後ろで切開し、少量の皮膚切除を行います。軟骨にスリットを入れて、数ヵ所で耳が後方に折りたたまれるように縫合します。傷は耳の裏に隠れるので目立ちません。
基本的には片側ずつの手術をおすすめします。
【リスク・合併症】
内出血、左右差、感染、耳介の変形、瘢痕形成、後戻り
症例1
症例2
料金(税込)
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両側275,000円
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片側165,000円
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耳垂裂・ピアス穴閉じ
耳垂裂
耳たぶが裂けてしまった状態を耳垂裂といいます。治療は局所麻酔を行い、耳たぶの皮膚を新鮮化し、縫合します。デザインを工夫することで元の耳たぶに近い状態にすることができます。
症例
傷の赤みは6ヵ月から薄くなっていきます。抜糸後は3か月ぐらいテープ固定をお願いしています。
【リスク・合併症】
出血、感染、内出血、腫れ、傷痕、瘢痕、若干の変形
料金(税込)
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1ヵ所77,000円
ピアス穴閉じ
ピアスをあけた穴をふさぎたいという場合、紡錘形のデザインで単純に切除縫合を行っても少しくぼんだ感じになってしまうため、Z形成もしくはW形成を行い、傷をジグザグに縫合して、傷がぼやけるようにします。はじめ見た目の違和感がありますが最終的にはかなり目立たなくなります。
症例
【リスク・合併症】
出血、感染、内出血、腫れ、傷痕、瘢痕、若干の変形
料金(税込)
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1ヵ所55,000円