フェイスリフト
フェイスリフトの術式には様々な方法がありますが、基本的なことは深部のSMASのplication(引き上げ)、靭帯の移動と固定、引き上げた位置での皮膚の固定、余剰皮膚の切除を適切に行うことが重要です。たるみを予防する機器などの治療は現在かなり効果的なものが出てきましたので、フェイスリフトの侵襲は最小限に抑えるような方法で顔の下1/3を引き上げる手術を主に行っています。傷跡や合併症を最小限にするために切開線は耳前部から耳の裏側までとし、剥離範囲もあまり大きくしていませんが、SMASの引き上げ、靭帯の移動は剥離した範囲内でしっかり行い、傷痕がきれいに治るように縫合にも気を配っております。
以前はこめかみ(髪の中)やうなじの生え際まできる大々的なトータルフェイスリフトも行っていましたが、傷が目立ってしまうことを考え、現在は行わなくなりました。
手術の流れ
- 点滴を行います。
- 局所麻酔下に手術を行いますが、ご希望の場合少しうとうとする薬を注入します。
- 皮膚切開、剥離、SMASの引き上げ固定、皮膚の固定、最後に皮膚を縫合し手術終了。
- 手術部位を圧迫固定し、少しお休みしてからお帰りいただけます。
頬のフェイスリフト
起こりうること
凸凹感、感染、しこり、ひきつれ
内出血、知覚障害、腫れ、一過性の顔面神経麻痺
料金(税込)
-
頬のフェイスリフト770,000円
脂肪注入
顔のなかで目の下、上まぶた、頬の皮下脂肪が減り、くぼみができると「歳をとった」印象となり、実年齢よりも老けて見られてしまいます。脂肪注入はおなかやおしり、太ももなどの余分な脂肪を採取し、くぼんだ部分に再利用して注入する施術です。脂肪の採取・注入は注射器と細い管や特殊な針を使うだけです。
目の下のくぼみの部分に脂肪を注入するとクマのような影が消えるだけでなく、頬の位置もあがり、皮膚もリフトアップされ、皮膚表面も張りが出て若々しく見られます。
手術の流れ
1脂肪採取
脂肪の採取部位に局所麻酔を行い、脂肪を採取します。採取した部分に内出血予防のための圧迫固定を行います。
採取した脂肪
2脂肪注入
顔の注入したい部位をマークし、局所麻酔を行います。採取した脂肪を少しずつ注入しますが、時々鏡で確認していただきながら行います。刺入部に茶色の小さなテープを貼り終了です。しばらく冷却後にご帰宅となります。
注入した脂肪の経過
注入した脂肪の50%ぐらいは吸収される可能性があります。このため以下の注意点にお気を付けください。
- 脂肪を生着させるためには2ヵ月間ぐらい、自宅で注入部位の冷却をおこなうと効果的です。
- 2ヵ月間は強いマッサージ、サウナなどで温まりすぎないようにお気をつけください。
- 喫煙は血流を低下させ、脂肪の生着を悪くします。
- うつ伏せ寝や強いマッサージも局所を圧迫し、血流低下につながります。
- なくなることを見越して、過度な量を入れてほしいという方もいらっしゃいますが、万が一吸収されずに残った場合に修正がききません。1、2回は再注入が必要だとご理解ください。
合併症
凸凹感、感染、しこり
内出血、知覚障害、腫れ、吸収
料金(税込)
-
-
眼の下220,000円
-
頬220,000円
-
-
-
眼の下、頬に同時注入330,000円
-
再注入(1年以内、1回のみ)110,000円
-
鼻下長短縮
鼻の下が長いと顔全体のバランスが悪く見える場合があります。また、加齢とともに鼻の下が伸びてくると歳をとった印象になります。この場合、鼻の基部でデザインして数ミリ皮膚を切除して引き上げます。これにより唇がふっくらして鼻下も短くなり若々しい印象になります。
料金(税込)
-
鼻下長短縮275,000円