医療レーザー脱毛Gentle lase Pro
当院では国内で初めてレーザー脱毛用として厚生労働省に承認されたGentleLase PRO(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)を導入して医療レーザー脱毛を行っています。レーザー脱毛は一般的に多くの医療機関で看護師による施術が行われますが、当院では主に医師自らが施術をします。照射直後の状況を注意深く観察しながら出力を調整し、できるだけ合併症を起こさないように注意しています。
レーザー脱毛の原理ですが、黒色に吸収されやすい波長(755nm)が特色のアレキサンドライトレーザーを照射することで毛根の黒いメラニンに光が吸収、熱を発生させ、周囲組織にダメージを与え、これにより脱毛効果が得られます。また、ダイナミッククーリングデバイス(DCD)を併用し、レーザー照射前に表皮を冷やすことで痛みを軽減します。
毛には周期(成長、退行、休止期)があり成長期にのみ反応するので、 毛の生える周期に合わせ1~2ヵ月おきに、5、6回の治療を受けられることで減毛効果が得られます。
※「永久脱毛」は患者さんからすると「完全に生えない状態」 と思ってらっしゃる方が多いと 思いますが、現在は「永久脱毛」というよりも「永久減毛」つまり「減毛された状態が長期持続する」 というのが医療として基本的な考えとなっています。
施術前のお願いと注意
- 前日又は当日に脱毛部位はシェーバーなどで剃毛してください。(毛抜き、ワックス処理は禁止)
- 日焼けした肌では熱傷をきたす可能性があるので、場合によっては施術ができないこともあります。
照射中の注意
- 照射中はゴムではじかれる感じで、冷却装置により軽減されますが、多少の痛みはあります。
- ゴーグルで目を保護しますが、外さないようにしてください。
施術後の注意・副作用
- 施術当日の入浴、サウナ、激しい運動は避け、軽めのシャワーとしてください。
- やけどを起こすことがありますが、細心の注意をはらって施術します。症状はひりひり感、赤み、水膨れなどがありますが万が一やけどのような症状がありましたら早急にご連絡ください。
- 毛穴に一致した赤み、ふくらみが出て、1週間様子を見て改善しない場合はご来院ください。
- 毛嚢炎をきたすこともあります。かゆみがひどく、多発する場合はご来院ください。
- 数日後に照射部位に一致した赤み、膨疹、色素沈着、まれに色素脱失を起こすこともあります。
- 硬毛化が起こることがありますが、生じた場合はこの部分のみ照射方法を変え対応いたします。なりやすい人は20~30代、色白、産毛が多い、毛穴が開き気味、ピル内服中。部位は下顎、うなじ、肩、上腕、臀部、腰部。
- 乾燥しやすいため保湿ケアを行ってください。また、かきむしると色素沈着をきたすのでご注意ください。
- レーザー脱毛期間中は日焼けをしないようお気を付けください。
治療禁忌
光過敏症、ヘルペス、刺青部位、治療部位の癌、2か月以内の日焼け、金の糸埋入、真皮性色素性疾患、妊娠中
注意を要する薬剤
抗ヒスタミン剤(第一世代)、抗菌薬(ニューキノロン)、降圧剤(サイアザイド系、フロセミド)、向精神薬(ウィンタミンなどクロルプロマジン系)、抗てんかん薬(テグレトール)、シオゾール(抗リウマチ薬)
料金(税込)※1回あたり
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女性メニュー
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わき5,500円
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鼻下3,300円
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口周囲6,600円
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男性メニュー
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鼻下6,600円
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顎7,700円
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顎下(顎裏)8,800円
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頬9,900円
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剃毛料金
1,100円(ご希望または剃り残しが多い場合)
その他の部位は脱毛の料金表をご覧ください。
ほくろの高周波治療
ほくろ除去は一般的に炭酸ガスレーザーでの治療が行われますが、当院ではエルマン社製の高周波ラジオ波メスで治療します。局所麻酔を行い、拡大鏡下にぎりぎりまで削っていくのですが、注意点としては削りすぎないことです。少しでも深い層まで削ってしまうとくぼんだ傷痕を呈し、目立ってしまいます。
保険診療の場合は切除縫合を行いますが、削る方法は大きさを変えず目立たなくさせますので、よほど大きいものでない、悪性の可能性が低い場合はこの方法をおすすめします。ぎりぎりで削る治療のため再発する可能性もあります。この場合3ヶ月ぐらいで再度治療の必要がありますことご了承ください。
治療の流れ
- 女性でメイクをしている方の場合、治療部位のみをメイク落としでふき取ります。
- 治療部位を消毒し、局所麻酔を行います。
- エルマン社製の高周波メスで表面から少しずつ削っていきます。
- ほくろを削り終わった後は、デュオアクティブET(保湿して治すハイドロゲル創傷保護テープ)を貼って終了です。
合併症
- 出血、感染
- 再発
- 炎症後色素沈着
- 凹み
治療後に合併症をきたすことがあります。出血、感染は比較的少なく、再発、炎症後色素沈着は起こることがあります。再発については、3ヵ月後ぐらいにもう1回削る治療を行います。
また、色素沈着に関しては数か月待つと薄くなっていくケースも多々ありますが早く改善させたい場合はトレチノインやハイドロキノンの外用を行います。
症例1
症例1
料金(税込)
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5㎜未満8,800円
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5㎜以上11,000円
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再発時3,300円※3ヵ月後ぐらいの時に1回まで
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トレチノインクリーム0.05% 5g3,300円
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プラスリストアHQクリームEX(5g)2,200円
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角化症・アクロコルドン
角化症
角化症とは脂漏性角化症もしくは老人性角化症と呼ばれるものです。皮膚表面で角質が厚くなっていき、がさがさした状態になったしみです。通常のしみは皮膚の中に存在しますが、皮膚から隆起した状態のものが角化症です。
治療はほくろの除去と同様に局所麻酔下にエルマン社の高周波ラジオ波メスで表面のみを削る方法になります。削り過ぎないことが大事で治療後は保湿テープを数日貼っていただきます。
【合併症】
創部の感染、瘢痕形成
アクロコルドン
アクロコルドンは頚部やわきなどに好発する軟らかく、茶褐色~皮膚色を呈する糸状の小腫瘤です。一種の老化現象です。
治療は高周波ラジオ波メスでの焼灼かハサミでの切除を行います。治療後は自然治癒していき、痕はほとんどわからないぐらいになっていきます。
「保険診療で治せないでしょうか?」というようなお問い合わせがありますが、老化によるもので見た目の改善要素が強いため、当院では自費診療で治療を行っています。ご了承ください。
【合併症】
創部の色素沈着、瘢痕形成
料金(税込)
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角化症除去(高周波)
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1ヵ所8,800円
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アクロコルドン除去
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5ヵ所未満6,600円
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5ヵ所以上10ヵ所未満8,800円
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10ヵ所以上20ヵ所未満11,000円
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